翳の路地裏
トラウマスイッチ中におさんぽするよまだくっついてはいない 速いリズムを奏でる身体に、外出用の服を着せる。家から持ってきた上着はすっかりぶかぶかになって、手袋も一回りは大きくなってしまっているようだった。それでも外は風が…
トラウマスイッチ中におさんぽするよまだくっついてはいない 速いリズムを奏でる身体に、外出用の服を着せる。家から持ってきた上着はすっかりぶかぶかになって、手袋も一回りは大きくなってしまっているようだった。それでも外は風が…
ありえるかもしれない未来、分岐の向こう側のハスタと自機 ※匂わせCPと死ネタがあります 隊長の朝は遅い。 自分が起き、猫たちにごはんをやり、朝ごはんの支度を整え、隊服に着替えてコーヒーを淹れ終わって少ししてからようやく…
晩ご飯と朝ご飯と晩ご飯(隠喩)の話後日窓から飛び降り事件に繋がるのであった 人の体温は心地が良い。他人の鼓動も聞いていて落ち着く。抱きつくのにももってこいだ。もちろんやることだって気持ちが良い。 だから毎朝、男の腕の中…
帝国if お見舞いに来たスウィフトさんとボルセルさんスウィフトさんのやらかしとも言う シェーダーは耳が良い。 今まで話として何度も聞いたことがあるし、そういった場面には遭遇していたからわかってはいたが、一緒に暮らしてい…
※暁月のフィナーレネタバレあり!※ 浜辺でやりあってる自分を平凡だと思っている、実際(ある程度の基準では)平凡な自機 自分は平凡である。それは周りを見ていればよくわかる。巴術を学んだのはごく最近、召喚士としての資格を得…
自機+よそのこ(シルヴァくん)下ネタの話 「にーさんさ、お尻の穴拡げたりとかしてる?」「…………はい?」 文字通り変な声が出た。 終末の対応に追われ互いに不在になりがちな中で、たまたま家に居るタイミングがかぶり、さらにた…
帝国if 同盟軍の若いのがつけてきた 冬の寒い日、互いの体温を分け合うようにぴったりとくっつく二人の姿は、それはそれは仲睦まじい恋人同士に見えた。背の高いエレゼンの男性は、傍らを歩くミッドランダーの男性の肩を抱いて、歩…
帝国if 牧羊犬みたいなお医者さんと 技術の進歩は素晴らしい。少し前まで自分の名前すら言えず、ただ椅子に腰掛けてぼんやりとした視線を漂わせているだけだった患者が、今は手すりに掴まりながらも自分の足で立って出迎えができる…
※暁月のフィナーレネタバレあり!※ 終末のあたりの自機とよそのこ(シルヴァくん) 困った。 肩口にすがりついている金髪をわしわし撫でてやりながら、綺麗な星空に溜め息を逃がす。散発する終末の獣の対応で双蛇党との連携任務か…
こーはくさんが薬漬けの夢見たっていうから出張から帰ってきたら薬漬けになってた話 泣き声が聞こえる。 階段を登り、半ばに差し掛かったあたりから、キーンの耳は泣きわめく声を拾っている。隣を歩いているスウィフトは何も聞こえて…