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帝国if 施設にてモブと  それはいつもサイズの合わない服を着ていた。 都市近郊に比べて物資が潤沢ではないこの施設では、種族ごとの服を確保するのは難しい。時折やってくる同盟軍の使節や家族達にお願いしてなんとか賄っても、や…

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※暁月のフィナーレネタバレあり!※ 帝国if 最後の作戦の話 こーはくさんのツイートにのっかった部分がありますいつもありがとうおいしい  足を持ち上げ、前に出し、そして体重をかけて踏み出す。倒れる前にもう片方を、同じよう…

緑の隻眼

召喚士の片目がとられた話 「……テメェなんだそれ」 最初に口から出てきたのは、遅かったなという言葉でも待ちくたびれたという文句でもなく、ただただ狼狽えた声だった。向けられた先はいつも通り、隣に座った緑頭だ。彼はかけられた…

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葬儀のあとの自機とハスタ黒渦団のおしごとです  今日の隊長は機嫌が悪い。 理由は明白そのもので、あのいけすかないシェーダー野郎が死んだと思っていたら生きていたからだ。いや死んでいてほしかった、という理由では決してない。顔…

大闘士の葬儀の当日の自機とよそのこ(シルヴァくん)  非情だと言われていることに気付いたのは前線でのことだった。 ただ自分は自分にできることをしていただけだった。冒険者として知り合いの頼みで、そして黒渦団として上からの命…

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隻眼の召喚士の話 モブ視点  曰く、帝国には見えない「線」がある。 属州民とガレアン人。軍人と一般人。ほか、さまざまな「線」が区分けとして存在するというのは、同盟軍であればよく知っていることだ。だが、それら意外にも、ある…

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キンちゃんが諸事情により偽装で殉職した話自機+よそのこ(シルヴァくん)  ぼーっとするのにも飽きたので家主にちょっかいをかけようとしたら、地下の机でなにやら作業をしていた。「……? にーさんなにやってんの? もう夜遅いけ…

手紙

元帝国将校と、元帝国将校が引き取った召喚士の話宛名のない手紙  拝啓、よく笑いすぎて噎せていた将校殿へ。 届くかどうか解らない手紙をこうやって書いてるのもだいぶん滑稽だけど、何か残せる人がほかにいないから許してほしい。何…

夜の色

カルト教団編解決後、後遺症でエーテルの色が見えていた頃の自機の話これでもくっついていない  世界は色に満ちている。 リムサの白と青、ウルダハの土と砂の色、グリダニアの深い緑。ラザハンは極彩色の嵐、北洋の都は碧と白。それだ…