果ての一日
コルクラ / クラコル / リブクラ / pixiv 「——わからない」 それが配達屋の答えだった。いつものように我が物顔で部屋に入り込んできて、当然のように夕食をせびっていき、そして最終的には全裸で寝床に滑り込んだ配達…
コルクラ / クラコル / リブクラ / pixiv 「——わからない」 それが配達屋の答えだった。いつものように我が物顔で部屋に入り込んできて、当然のように夕食をせびっていき、そして最終的には全裸で寝床に滑り込んだ配達…
リブクラ / pixiv WRO局長は、悩むと彫像になる。 神羅カンパニーの時代から彼の元についている秘書官にとっては、それは見慣れた光景だ。重役会議の前の日などにはよく見かけていた光景だったし、今も重大な決断が必要な…
バレクラ / pixiv 扉の前に立ち、深呼吸を一つする。 どうしてこんなに緊張してるんだと自分自身に呆れ返りながらも、きゅっと拳を握り、軽く扉をノックした。「……」 しばらく待つも返事はない。バレットは、念のため「入…
グラクラ / pixiv クレイラスと言うらしかった。 突然聞いたことがある声が聞こえて足を止めたのがそもそもの始まりだった。柄にもなく耳を澄ましてその声の方向を見てみたら、明らかに偉い人とわかるような姿の男が、黒い制…
コルクラ / pixiv 「あんた、寝てないだろ」 目線を合わせるなりのその言葉に、コル・リオニスは一瞬反応が遅れた。おそらく言われるであろうと予想していた、「初めまして」だとかそんな当たり障りのない言葉でもなんでもない…
リブクラ / pixiv ※あがたさんからのリクエスト すべては彼の思惑通りに進んでいた。 リーブ・トゥエスティはその日の仕事をつつがなく終えると、秘書官たちに後を任せて執務室を出た。もちろん、「早めに切り上げて帰って…
WRO 特別収容プロトコル (6) / リブクラ / pixiv 「——こんばんは。まだやってますか?」 店を閉める間際に聞こえた渋い声に、彼は顔を上げる。そして、一日の仕事で疲れていた顔をほころばせ、「どうぞ」と中へ招…
ロソクラ / pixiv ※流血・捕食表現あり 部屋に入った途端、衣擦れの音が聞こえた。 起きているのかと声を掛けたら、返事の代わりに低い呻き声が聞こえた。どうしたのかと寝床をのぞき込むと、その中に寝かされている彼は何…
リブクラ / アバランチ組 / pixiv ——穏やかな初夏の日だった。 午後の予定を早々に終えたリーブ・トゥエスティは、その日最後のタスクを片づけるため、端末の電源を落とした。「後はよろしくお願いします」「はい、了解…
WRO 特別収容プロトコル (5) / リブクラ / pixiv ※流血表現あり お久しぶりです、なんて優しい声をかけられると、いつもぼろぼろと涙がでてしまう。特別涙腺が弱くなってしまったわけではないのに、リーブに会う…