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トラウマスイッチ中の自機とキンちゃん自機から見えている景色  困ったことになった。 商品が届かないらしい。なんでも、道中で大量に沸いたサボテンダーに足止めされているとかで、せっかく遠方から仕入れた商品は少なくとも明後日以…

盗賊鴎の悪巧み

少甲佐とちょっとした事故のはなし 続くかもしれない  扉をこじ開けて灯りを持ち上げ、まず目に入ったのは投げ出された両足だった。辿るように灯りをかかげると、やがて棚の間、散らばった本の間に力なく倒れている全身が目に入る。「…

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お気に入りを拾った少甲佐どの次の日逃げられる  ここんところ機嫌がいいですね、と言われたのはこれで三回目。ちょっと楽しみが増えてね、と返すのも三回目。それじゃあ先に失礼するよと優秀な同僚に挨拶をして扉を閉めて溜め息を吐く…

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トラウマスイッチ序盤 まだちょっと元気  んごろろろろ、という遠雷のような低音で目が覚めた。「……あー、……あ?」 目を開けた途端に入ってきたのは、もふもふの三色の塊とその真ん中に爛々と輝く一対の瞳だ。その瞳の持ち主はこ…

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ハスタルーヤと自機とキンちゃんトラウマスイッチ中にハスタが見舞いに来た  書類を整えて封筒に入れ、朝の内に買っておいた花を花瓶から取り出す。元のようにリボンを巻き、茎の部分を湿らせた布で包んでしまうと、ハスタルーヤは小隊…

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少甲佐どのと自機ウルダハから逃げてきたばかりの頃  ゆっくりとゆすられる感覚に、微睡みに浸かっていた意識が浮上する。 とろとろと瞼を引き上げると、目に入ってきたのは白い壁と海を切り取ったかのような大きな窓、そしてそれらを…

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薬学院の夜のはなしトラウマスイッチ踏まれて運び込まれた自機とネキニキとモブ  薬学院の夜は静かだ。 急患が入ってこない限り明かりが落とされた病棟は建物ごと眠りについたようで、時折聞こえてくる患者の声以外、空気を震わせるの…

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小甲佐+自機船を一人で沈めてきたけど沈みそうになってる自機とほくほくの上司  まだ冒険者なんて頭の片隅にもなかった頃、海は遙か遠かった。 勿論出入りの業者から話は聞くし、街角の詩人の歌や本で現される誌で触れることは多々あ…

モーニング・ルーティン

ハスタルーヤ+自機+よそのこ未だくっついていない時系列で男子会していた二人に遭遇する話  海の街の朝は早い。 日課のジョギングに向かう時間には、既に喧噪が港の方からうっすらと聞こえてくる。自分もだいぶ朝が早い方だが、漁師…

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ハスタルーヤ+自機リムサに通り魔が現れたシリーズ(構想中)の中盤のイメージ  どうしてそういうことをするんですか、と聞いたことがある。 確か、隊に配属されてから一ヶ月、二ヶ月ほど経った辺りだろうか。隊長も堅実な仕事ぶりを…