鍵
おっさんの奮闘 秘密(?)の戸棚を見つけたよ 呼吸を止めて一秒、真剣な目をして目前の錠前を睨む。これほどまでに表情筋が引き締まっているのは獣の討滅以来かもしれない。とにかく今のシルヴァは元気いっぱいに真剣だった。「むむ…
おっさんの奮闘 秘密(?)の戸棚を見つけたよ 呼吸を止めて一秒、真剣な目をして目前の錠前を睨む。これほどまでに表情筋が引き締まっているのは獣の討滅以来かもしれない。とにかく今のシルヴァは元気いっぱいに真剣だった。「むむ…
通り魔のアレコレのさいしょのやつ 書きたいトコだけやって満足した 「——またか」 リムサにしては珍しく、しとしとと控えめな雨粒が水面を叩いていた。波音に混じる奥ゆかしい雨音を聞きながら足元の水面を見下ろし呟くと、傘を差し…
リムサについてからちょっとしたぐらいのころ ぽぽちゃんにはいつもお世話になっております 「おはよう!! 今日もかわいいねえ!!」 勢いよく開け放たれた扉と一緒に飛び込んできた勢いのいい声に、作業の手が一瞬止まった。しかし…
刑事モノのやつ 我慢できなかった 自機とタイニーちゃんだけの特にヤマもオチもない話 一人の夜は苦手だった。静かな闇に押しつぶされる気がするからだ。一人でマットレスに横になっていると、突然大きな音がしないか、身体を揺らす…
※暁月のフィナーレネタバレあり!※ 浜辺でやりあってる自分を平凡だと思っている、実際(ある程度の基準では)平凡な自機 自分は平凡である。それは周りを見ていればよくわかる。巴術を学んだのはごく最近、召喚士としての資格を得…
自機+よそのこ(シルヴァくん)下ネタの話 「にーさんさ、お尻の穴拡げたりとかしてる?」「…………はい?」 文字通り変な声が出た。 終末の対応に追われ互いに不在になりがちな中で、たまたま家に居るタイミングがかぶり、さらにた…
※暁月のフィナーレネタバレあり!※ 終末のあたりの自機とよそのこ(シルヴァくん) 困った。 肩口にすがりついている金髪をわしわし撫でてやりながら、綺麗な星空に溜め息を逃がす。散発する終末の獣の対応で双蛇党との連携任務か…
大闘士の葬儀の当日の自機とよそのこ(シルヴァくん) 非情だと言われていることに気付いたのは前線でのことだった。 ただ自分は自分にできることをしていただけだった。冒険者として知り合いの頼みで、そして黒渦団として上からの命…
キンちゃんが諸事情により偽装で殉職した話自機+よそのこ(シルヴァくん) ぼーっとするのにも飽きたので家主にちょっかいをかけようとしたら、地下の机でなにやら作業をしていた。「……? にーさんなにやってんの? もう夜遅いけ…
カルト教団騒動後、ちょっと情緒が育ってたおっさんとキンちゃんと自機 自機は寝てます 「ヘイヨー。にーさんいる?」 陽の良く当たる部屋に足を踏み入れながらいつもの挨拶を口にする。もう何度目だろうか、少なくとも片手の指は超え…